拭くは、福に通じないかな?
しばらく前、テーブルを買った。
年寄りの道楽!?。
毎日えごま油で拭いている。
テーブルにはその木が歩んだ年輪、長い間の風雪や寒暖に耐えたであろう苦悩がにじみ出ている。人生と同じものをかんじる。
一刻の空間、時間が止まり自然と人生に思いを巡らせる。年寄りの癒しの時間でもある。
この板は穴が欠点である。しかしその欠点が魅力でもある。
哲学者マルクス・アウリスの言葉を思い出す。
『魅力に変わった悲しみ考える時、悲しみがかえって道と成るのだ』と言っていた。
人生もその通りである。
サァーテと、今日もテーブルを拭くかな!